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西洋の盾

バックラー (Buckler)
小型の盾で相手に突きつけるように構える。中型の盾とはまったく異なった技術を要する。その感覚は二刀流に近い。13世紀に書かれた西洋剣術の最も古いテキスト「Royal Armouries Ms. I.33」はバックラーとブロードソードの扱いを述べている。
バックラーはレピアの時代に入っても好まれた息の長い防具である。中心に長いスパイクをつけたスコットランドの物はタ-ジュと呼ばれる。レピアが使われた時代の物は太い針金をリング状にした物をつけたバックラ-が見られる。これはソードブレイカーである。リング状部分で相手の剣を絡め折り取る。
ランタン・シールド (Lantern shield)
これは盾と篭手、腕鎧が一つになり、ダガー、果ては戦闘には関係ないランタンまでもがついていて、実際の戦闘に使われたとは考えにくい。
この原形はおそらくプレートア-マ-の肘を大きく強化し盾の代用としたグリニッジ甲冑であろう。甲冑が発達すると盾はトーナメントの際の紋章(看板がわり)と馬上鎗試合用のスポーツプロテクターとなった。タ-ジュとよばれ左の胸に固定された。中には演出のために槍が当たるとバネで盾が飛散する仕掛けのものもあった。
デュエリング・シールド (Dueling shield)
ソードシールドとかスパイクシールドとも呼ばれる大形の盾である。構造は棒術に使う棒に盾が付いたようなデザインで、両端はフックやスパイクになっている。これは裁判決闘に使われ、戦場では使用されなかった。扱うのに広い場所を必要としたため複数対複数の戦争には向かないからである。場合によってはトーナメント種目でつかわれたかも知れない。

東洋の盾 [編集]
ティンベー
海亀の甲羅で出来た盾。ローチンと呼ばれる短い鉾と合わせて使われる[1]。
団牌(だんぱい)
円形の盾全般。別名、蛮牌。右手に刀を持って使われる。また、模様は太極図や八卦、虎の顔や鬼の顔なども描かれている。
籐牌(とうはい)
団牌の一種で籐などのかずらで籠のように編んだもの。籐とはラタンのことである。これは軽くて丈夫であったが突きや矢には弱い。
陣笠(じんがさ)
元来は簡易兜として作られた革・鍛鉄製笠を紐を持って円形手盾として使用する。戦国時代以降鎧を着込む『具足剣術(鎧剣術)』の一つに構想された手法。
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中南米の盾 [編集]
板状方形の木盾にキルティングを施したなめした毛皮で被い長く垂らし、頭部や胸部は木盾で、その布地部分でカーテンの原理で下方から攻める敵刃を逸らして防いだ。マカナと呼ばれる剣やホルカンカと呼ばれる槍と一対で装備されることが多い。

現代の盾
防弾シールド(防弾盾)
ジュラルミン盾
機動隊の使用していた盾。
ポリカーボネート盾
ジュラルミン盾に代わって機動隊に採用された盾。透明もしくは半透明な為に視界を確保しやすい。ピストルポートがついたものもある。ただし銃付き盾は15世紀には見られる。

盾の精神性 [編集]
剣が攻撃を象徴するならば盾は防御の象徴として使用される。マケドニアに代表されるファランクスは長い槍と盾を重ね合わせて隊列を作る密集部隊であった。兵士は横に並んだ戦友の右半身を盾で守る。したがって盾をなくす事は非常に不名誉な事とされた。また、「盾に担がれて凱旋する」は名誉な戦死を遂げた者が盾に乗せられ仲間に担がれたことを意味する。

実際の戦いに臨んでは、盾は攻撃に消極的な感じを受けるが実際は逆である。標準的な盾は持っただけでからだの1/3は防御できる。これは命中判定が無条件に2/3になると言う事を意味する。自分に盾がなく、相手が盾を持っている場合これは非常に不利な条件である。一方相手は自分の攻撃が2/3になるのだからより積極的になる。また武器は片手用だから間合いは短い。嫌でも積極的にならざるを得ないのである。

盾のテクニック
基本は大きな盾ほど体に寄せバックラ-のような小さな盾ほど体からはなす。これは盾の陰を大きく取りその中に体を入れるためである。
盾は重いので肩で上下はさせない。肘を中心に上下を、腰の回転で左右を守る。
小型・中型の盾は、防御だけではなく攻撃の補助具としても使われる。
合戦において、盾は傘代わりに使える(城塞や攻城塔、熱した油、弓兵による一斉射撃の弾幕などの上からの射撃・投擲に対する防御)。
動く防壁としても機能する。
白兵戦で上段からの攻撃は盾を上に上げて対応し、そのまま顔や首などを突き当てて片手の武器などで腹などを狙う、壁などに押し当てる、など。下段からの攻撃は盾を下に下げて地面に相手の武器などを挟み身動きが出来ない状態で頭上から相手を狙う、など。

盾の利点・欠点 [編集]
盾の利点

構えの状態や相手に押し付けるなどで、相手の攻撃方向を制限する。
敵の弓などの射撃を防ぎつつ、接近戦に持ち込む。
盾をかざして、体当たりに使う。
盾で殴る。小型の盾ほど、この攻撃は行いやすい。
複数の盾持ち兵を並べてファランクス(方形陣)を組み「移動トーチカ」を形成し、敵陣を蹂躙する(古代の戦術)。
盾の欠点

小型盾は足元への攻撃には弱い。
大型盾は至近距離での格闘戦で邪魔になる。
大型になればなるほど持ち運びが困難になる。
大型盾の場合は死角が広がり、自身の(直射線上の)攻撃角度も大幅に制限される(攻撃能力の低下)。
片腕が塞がれて攻撃力が大幅に低下する(片手での武器使用を余儀なくされる、強力な射撃武器が扱えない)。
転倒すると、大きい盾ほど起き上がる時の邪魔になる。
重量増加などにより機動性が低下する。サイズや形状によっては、隠密行動にも支障をきたす。
盾に異物(矢や投擲槍など)が刺さったままの状態になるとバランスが悪くなり、保持し続けるのが困難になる(通常は投棄する)。
一定以上の威力を持つ攻撃(長槍、斧、大型か強力な弩や弓や投石器等で有効射程内、攻城兵器など)で破壊されてしまう(技量によっては「受け流し」等で幾らか防せぐ事も可能では有る)。また、現代のような防弾仕様でない古代の盾は、銃弾が貫通する。
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架空の盾 [編集]
アイギス - ギリシャ神話。現代英語でイージス。

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2009年03月29日 15:15に投稿されたエントリーのページです。

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